ふたぎのあれこれ | 執筆、観劇をする傍ら思ったことをつらつらと

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Posted by ふたぎ おっと on  | 

時代を隔てても衰えないからやはり名作

あけましておめでとうございます、おっとです。
今年もよろしくお願いします^^

というわけで新年一発目の記事なわけですが、ここはおそらく初詣の話をするべきなんでしょう。
何せ年明けたと同時くらいに今年は伊勢神宮にお参りしてきましたから。

が、残念ながら写真がパソコンの中。
そして只今、東京へ戻る高速バスを待っている最中@名古屋のマック。

なので伊勢神宮のお話は後日にして、今日は別のお話をします。


先週月曜日から三重の実家に帰っていたわけですが、例年相変わらず年末年始のテレビ番組は面白くない。
なので近くのゲオでいくつかDVD借りていたわけですが、それも年が明けるまでに全部観てしまったという始末(前回のブログ参照)。
あまりにテレビがつまらなかったのと、「ウォルトディズニーの約束」を観たら普通に「メリー・ポピンズ」が観たくなって、私が幼い頃に父がダビングしていた「メリー・ポピンズ」のビデオテープを探していると、昔撮り溜めてた懐かしい映画がいくつか出てきたので、一挙に観てしまいました。

今日はそのお話。



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最初に観たのは「フォレスト・ガンプ 一期一会」(1993)。

“人生は食べてみなければわからない、チョコレートの箱と同じ”―――知能指数が低くいじめられる少年だったフォレストが、類い希なる俊足と他にも持ち合わせていた才能と幸運を発揮しながら、激動のアメリカでその青春を駆け抜ける、暖かい感動の物語。

これは昔から好きなのだけど、私が中学くらいの時に土曜日の夜にゴールデン洋画劇場でやっていたのを保存版でビデオに撮ってました。
先日「ウォルトディズニーの約束」を観たばかりだから、この当時のトムハンクスがいかに若いかが表れる(笑)

それはともかく、トムハンクスの映画の中ではこれが一番好きです。
というのも、作中でフォレストが出会う人がみんな暖かいというのが、この映画の一番の魅力なんじゃないかと思います。決してみんな善人というわけではないし、みんな葛藤しまくりで亡くなる人だっているし、フォレストだってやたらと馬鹿にされてはいるのですが、フォレスト自身が素直に優しく育てられたからこそ、彼目線で語られる登場人物とストーリーは、とても心が温まるのです。

また、この話の醍醐味はなんと言ってもフォレストとジェニーの関係。
知能指数が低いにも関わらず何をやっても成功し続けるフォレストと、それなりに賢く美人でセクシーなのに行く先が真っ暗なジェニー。
それがとても対照的で、もどかしいところじゃないかと思います。

これを観たのは少なくとも7年以上ぶりで、前回観たときとはだいぶ感じ方が変わっていたのですが、それでもやはりラストにはほろりと来ました。
歴史を感じさせつつ一人の男を描ききる、ヒューマンドラマの映画としてはやはり名作だと思います。



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実家のビデオラックの奥からフォレストガンプと一緒に出てきたのがこれ、「オズの魔法使い」(1939)。
これはお馴染み、竜巻で家ごとオズの国へ飛ばされたドロシーが、脳味噌のないカカシ、心がないブリキの木こり、勇気がないライオンと一緒にエメラルドの都にいるオズの魔法使いへ願い事を頼みに行く話。有名な"Over the rainbow"の歌が歌われています。

で、先日これのスピンオフ的なお話のミュージカル「ウィキッド」を観たわけですが、ふと元のストーリーを観たくなってついつい観てしまいました。
一応これは児童向け映画なので大人が観るには幼すぎるわけですが、これもやはり昔と印象が違って見えた。

というのも、この1939年の「オズの魔法使い」って、最初と最後のカンザスにいるシーンは白黒で、オズの国に行ってからの場面がカラー編集(テクニカルカラーっていうんだっけ?)されているのですが、元々映画やテレビをカラーで育ったおっと子供にとっては、カンザスの白黒シーンは何となく面白味がなくてすっ飛ばしていたのです。
ところがどっこい、この白黒シーンにわずかなりとも既に伏線が張られていた。今回観るまで全く気がつかなかったです。

で、メインになるカラーシーン。要するにオズの国の話ですが、ストーリーはお馴染み通りなのでさておき、戦前の映画なのでやはり画面は非常に粗いし、舞台セットも今ほど凄まじくない。
それでもこの映画が現在でも愛されているのは、子供にも馴染みやすい可愛らしいオズの国と、耳に残る分かりやすい歌だからこそ、なのかなと思います。それに今の洗練された舞台セットとかグラフィックとかを比較すれば、上記の通りやはり凄まじくはないんですが、その当時にこれだけの作品をグラフィックとかなしで作るわけですから、歴史的に見ても素晴らしいんだと思います。

ちなみに英語の勉強をするにしてもこれはおすすめ。
子供向けなので英語が非常に分かりやすくていいです。



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最後に観たのが、本来の目的の「メリー・ポピンズ」(1964)。
ジュリー・アンドリュースの代表作で、彼女はこの翌年に「サウンドオブミュージック」にも出ているわけですが、やはり納得のいく演技と歌唱力。
ストーリーはこれもお馴染み通りで、東の風に乗ってやってきた乳母メリー・ポピンズと、バンクス家の家族のお話。
これも昔から大好きで何度も何度も観ていたのですが、つい先日「ウォルトディズニーの約束」なんてこの作品のメイキングストーリーを観てしまったから、もう一度観たくなりました。

で、観て思ったことは、これまで感じていた「メリー・ポピンズ」の作品に対する印象ががらりと変わりました。
これまでは最後にお父さんが懐柔する楽しい話、という印象を抱いていたわけですが、作者のP.L.トラヴァースと彼女の父の関係をふまえてみれば、なおかつ彼女がディズニーとどういうやりとりをしていたかを考えてみれば、この話ってものすごく深くて暖かい話なんだなと思いました。

何より今回印象深かったのは、乳母のメリー・ポピンズではなく、陽気な大道芸人のバートと規則正しくエリートを目指すバンクス家のお父さんが対照的に描かれていること。

作者のP.L.トラヴァースのお父さんは、とても家族想いな暖かいお父さんだったわけです。その一方で、銀行勤めのお父さんは、ストレスに押しつぶされ、アルコール中毒になって亡くなってしまいます。
そうした作者が大好きだったお父さんと、仕事のストレスに生きたお父さんを、バートとバンクス氏という対照なキャラクターで描いているのかな、という印象を受けました。

また、作中で出てくる2ペンスの歌は、その背後にあるストーリーを考えると、思わず涙がこぼれました。
メリー・ポピンズの中で一番好きな歌かもしれない。

楽しく笑えるけれど、心が温まる家族の物語。
こういう作品って、成長とともに見方が変わるから、やはり好まれるんだと思います。
それでいて、耳に残る歌と圧巻なダンスも、この作品の魅力。
今回これを父と一緒に観たのですが、うちのお父さんも昔から「メリー・ポピンズ」は好きなようで、特に屋上でみんなで踊る"Step in time"はお気に入りだそうです。

あ、そういえば、この作品で知ったんですが、「day」を「デイ」じゃなくて「ダイ」と発音するのってオーストラリア訛りだと思ってたんですが、どうやらこれはロンドンとイギリス南東部で使われるコックニー訛りだとか。
イギリス英語って色々訛りがあるのはハリー・ポッターとかでもよく言われていることですが、結構上流階級では地方の訛りを強く残す人が多いらしいです。
こういうところはある意味日本の関西人がどこへ行っても関西弁話すのと同じだなと思いました笑


今回古いのを3作、しかもBlu-rayでもなくDVDでもなく、昔の画像が粗い時代のをビデオテープに収めたやつで観たわけですが、総合して思ったこと。


名作は技術じゃない。


どれだけ画面が粗くても、そんなこと微塵も気にならないくらいにストーリーが詰まっています。
でもここ最近の映画はグラフィックをふんだんに使っているのが目に余るし、画面が綺麗になっているのもたくさんあります。
それでもどこか物足りなく感じるのは、どれだけその映画を作り込むか、なのかなと思います。


なんてことを呟きましたが、実家の帰省は今日で終わり。
既に東京へ向かうバスの中です。
帰ったら明日あたりにでも伊勢神宮レポしましょう。

というわけで、今年もよろしくお願いします。

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Category : 思ったこと
Posted by ふたぎ おっと on  | 1 comments 
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